プロフィール

冬柿 Towsi

Author:冬柿 Towsi
冬柿(とうし)は、元々は「俳号」
ところどころで使ってたりします。
将棋六段(格)。詰将棋はビギナーということでお願いします。

冬柿のツイート
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
ゲーム
5491位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ボードゲーム
151位
アクセスランキングを見る>>
count

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

  1. 解答欄魔

    解答欄魔

    2018-01-26 (Fri) 18:28

    詰将棋の引用について、勝手にアンソロジーに選題されるのは、すべての作者にとっての本意ではないはず、という部分は建前上そのとおりかもしれません。
    しかし、実際は過去に出版されたアンソロジーについて、収録された作者の方から1名たりともそんな話を聞いたことはありません。当方は、この業界に40年おり、いろんな方とお話をさせていただいておりますけれども。
    作品に対する敬意を持って、その作品を紹介することについては、作品を発表した作者も望んでいることなのではないでしょうか(特にアマチュアの場合)。

    作者の了解を得ないといけないと思われているのでしたら、佐藤九段の詰将棋本の記事で、なぜ作品を1図、紹介しているのでしょうか?
    作者や出版社の了解は得ているのでしょうか?
    宣伝の一助になるからOKだと、ご自分で判断されているのでしょうか?
    ダブルスタンダードではないのですか?

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
35

「詰将棋アンソロジーと著作権」に対しての返論

先日、ツイッター上で、『スマホ詰パラ好作選2014-2016』発売(著者は武島広秋さん)
  「詰将棋を斬る!!」(宗角) 2018年01月13日
  スマホ詰パラ好作選2014-2016
  http://blog.livedoor.jp/tsumeshogi/archives/6257986.html
を知り、1日ほど考えた後、下のツイートを行いました。
  https://twitter.com/TowsiDulc/status/952536855643176960
 当該書籍は現在、告知の周知を図っておられ、ここでは取り上げるつもりはありません。

(追記)2018.1.26 22:42
武島さんには、当方の要望に対して真摯に対応いただき、むしろ大変感謝しております。また、
武島さんの著作を攻撃する意図で書いているのではありませんが、下記の記述で結果的に巻き込む事になっている事はお詫び申し上げます。素晴らしい著作が生まれることを祈念しております。(ここまで)


その件で、山川悟さんという方がご自身のブログで反論されたようで、興味深く拝見しましたが、
疑問に思う点が多く、主に反論する形とはなりますが、順番に考察したいと思います。
山川さんの当該ブログ記事は以下です。
  「不況になると口紅が売れる ~遊びゴコロで、世界を救おう!~」
  詰将棋アンソロジーと著作 2016-01-15
  https://ameblo.jp/ideaflash/entry-12344381735.html

※文章中、当該ブログから引用させて頂いておりますが、区別しやすいよう下地色を付けておきます。
________________________________

1:「①詰将棋は著作物か? (1歩譲っての議論)」について、

山川さんは、「詰将棋は著作物なのか」『これまで「詰将棋は著作物」とされた判例はない。』とし、
結論として、作者が「著作物として権利を主張できるものではない、と考える。」としています。
つまり「詰将棋には著作権が無いから、作者の許諾は不要」なのだと、述べています。
山川さんの見解はそうだとしても、詰将棋が著作物とされた判例がない事だけを引き合いに出すのは一方的であり、
それを述べるなら、

『これまで「詰将棋は著作物ではない」とされた判例もない。』

ということも合わせて述べておくべきでしょう。
何しろ、現時点で詰将棋の著作権が裁判で争われた事はないのですから。
パズルでの判例が引き合いに出されることが多い事は承知していますが、
現時点では、あくまで「黒っぽいグレー」としか言えません。
それならば、まずは著作物として扱う事を前提とし、作者の不利益に配慮するべきと考えます。

2:『②本書は、いわゆる「アンソロジー」か? (10歩譲っての議論)』について、

好作選がアンソロジー(異なる作者による作品を集めたもの)であることに触れ、
その作品の掲載が引用であるとして、その理由を、
解説が主、作品は従の関係にある」からとしています。
そして、その根拠を、
作者も気づかなかったような指摘が作品価値を上げることもある。例えば「嗚呼君知るや9九飛」(山本民雄氏作)のような、解説者の名言で記憶される作品だってある』から。としています。

通常、アンソロジー以外の詰将棋解説書等の場合は、
例えば「中合の妙手」などのテーマを説明するために作品を紹介する事で、
「文章が主、作品は従」の関係が成立し、引用としての掲載が可能になりますが、
「作品のみ」あるいは「作品+解説」で成り立つアンソロジーの場合(テーマを設けたアンソロジーも有り得ます)、
作品無しに解説が成り立たないことは明らかだと考えます。

そもそも好作選やアンソロジーは、「各作品を読者等に紹介する目的」で製作されており、
まず作品ありきです。各作品を引用として扱うのは無理があると考えます。
その意味で、作者の許諾を取る必要がある他ジャンルのアンソロジーと何ら扱いは変わらないでしょう。
もちろん、山川さんの言う、エッセイや音楽CDのアンソロジーが、
著作者の許諾を取らなければならないのは、述べるまでもありません。

3:「 ③仮に「作品集」だとすれば… (100歩譲っての議論)」について、

慎重にブログとツイッターでパーミッションをとったのであり、その措置でもう十分と考える。」「それ以外に伝達手段があるとも思えない。」としていますが、
できないことを正当化してしまったら、著作性の有無どころではなく、大概の議論が吹き飛んでしまいます。
________________________________

最後に、ここからは山川さんのブログに対してではありません。

詰将棋の選集等に対しては、出したい人や読みたい人の理屈が前面に出ているような印象で、
今回「○○さんに選ばれることは作者にとってうれしいに違いない」という旨の意見が目を引きました。
誰かが「選ばれてうれしい」と感じるのは、何も問題ありませんが、
だからといって「(将来的に別書籍でも)作者全員がうれしいはず」と導くのは、無理です。

それと、もう一点、

この手の議論をする時に、「違法=やってはいけない事」なのはもちろんなのですが、
その反対として「違法じゃない(適法)=やって良い事」という、
短絡な結論なってしまっていることが多いような印象を受けます。
確かに、違法じゃない行為は、法的に罰せられることはありません。

しかし、例えば、
「朝ご近所さんに会っても、必要ないので私は挨拶しない」とか、
「学校の宿題をしなくても違法じゃないので、しない」とか、
「会社の上司や取引先にタメ口しまくる」とか、
違法じゃなくても、コミュニティ内の関係を損ねかねない行動はたくさんあり、
私たちが、普段の社会生活の中で一つの行動を取るときは、学んだモラルとかマナーとかを生かしながら
「この行動は、関係する人たちにどのような影響を与えるのだろうか?」
というイマジネーションを大事にしながら、行動の適正化を図っているはずです。
もちろん、法は必要ないという話ではありません。
むしろ、必要であれば法の専門家に相談したり、意見を聞いたりすることは大事です。
ただ、(専門家以外が)自分に都合の良いバイアスを掛けて、法を解釈するのは気をつけましょうという話です。

自戒も含めてですが。
スポンサーサイト
  • Date : 2018-01-26 (Fri)
  • Category : 著作権
1

Comment

  1. 解答欄魔

    解答欄魔

    2018-01-26 (Fri) 18:28

    詰将棋の引用について、勝手にアンソロジーに選題されるのは、すべての作者にとっての本意ではないはず、という部分は建前上そのとおりかもしれません。
    しかし、実際は過去に出版されたアンソロジーについて、収録された作者の方から1名たりともそんな話を聞いたことはありません。当方は、この業界に40年おり、いろんな方とお話をさせていただいておりますけれども。
    作品に対する敬意を持って、その作品を紹介することについては、作品を発表した作者も望んでいることなのではないでしょうか(特にアマチュアの場合)。

    作者の了解を得ないといけないと思われているのでしたら、佐藤九段の詰将棋本の記事で、なぜ作品を1図、紹介しているのでしょうか?
    作者や出版社の了解は得ているのでしょうか?
    宣伝の一助になるからOKだと、ご自分で判断されているのでしょうか?
    ダブルスタンダードではないのですか?

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
検索フォーム
QRコード
QR
Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。