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冬柿 Towsi

Author:冬柿 Towsi
冬柿(とうし)は、元々は「俳号」
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将棋六段(格)。詰将棋はビギナーということでお願いします。

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スマホ詰パラ調査【2】「レベルと手数」

前回は、「詰将棋として成立するライン」でALLオーケーの時、どんな手数が作られるのかを
スマパラをモデルに見てみました。(2015年4月1日から8月31日の4ヶ月分)
参照:スマホ詰パラ調査【1】「人は何手詰を作るのか?」

フェステボを含めた全作で平均手数が13.82手
Lv.1~30の通常版だと平均14手を超えるということに知識の足りない自分は、結構ビックリしたわけですが、

「3手詰めは短すぎて詰将棋っぽい仕掛けを入れるのが難しいと感じます。」(Dollar__Gさん)
「3手詰は創作が難しいという認識があるのかもしれません。 と言いますのは、変化は同手数駒余らずの順が生じやすく、解き手の立場で見直しますと、作意手順を特定できないという特徴がありますので、変化が変化と特定できる5手詰以上にしたくなるのかもしれません。」(みつかづ さん)
「類似作と作品性を意識したら、超短編の方が作りにくい」(nono_yさん)

と、やはり、超短手数はむしろ作りにくい。というものでした。なるほど、なるほど。
今思えば、ちゃんとアンケート取れば良かったのですが。ユルい記事ですのでお許し下さい。
しばらく続きますが、「取材メモ」みたいなもので、
「徹底的に研究考察した」というものではないので、ご了承下さい。(๑ˇεˇ๑)•*¨*•.¸¸♪
コメント等で、ご感想いただけますと幸いです。ツイッターの場合はアカウントはこちら twitter.com/TowsiDulc


レベルと手数の関係を見る

今回は、同じデータから「レベルと手数の関係」を見てみます。
単にレベルだけを注視すると「スマパラ・マニアック」みたいに見えてしまうのですが
前記事の「手数」に「質」の要素を加えたい意味があります。
スマパラの検証ではなくて、あくまでスマパラのデータを利用して、
一般像に引っ掛かりを作りたいと思っているわけです。

(図3) ※クリックすると拡大できます
レベルと手数

図3は、青棒が各レベルの発表数。赤線(右目盛り)が各レベルの平均手数です。(※レベル29は発表なし。)
タイトルが「レベルと手数」となっていますが、正しくは「レベルと平均手数」ですね。

まあ、レベルは通常は*1管理人さんがつけてくださいますので、
その基準はわかりませんし、そこを追求するつもりはありません。
ただ、図2を見ると、結構分布が広く細かく、しっかりチューニングされているような印象を受けました。

【レベル】
スマパラのレベルは、ざっくり、「手数と好手(難手)量を総合した解く際の目安」と言えるでしょうか。
スマパラは、出題時に手数の表示がありませんので、このレベルを見て、大体の解き易さを計る。という感じかと思います。
例えば、同じ11手詰でもレベル3からレベル17まで、随分広い幅がありますね。(図4参照)
普段は「11手詰めは長くて無理」と思っている人も、レベル3なら気軽に取り組める。というメリットも感じますね。
また、収束に5手押して詰むような11手詰は、7手詰相当の判断がされているように思います。
それぞれの手数でレベルの幅を持ちますので、それらがクロスして大変複雑な分布となっています。(後述図4参照)

青棒の大きな特徴は、ざっと見た感じでは
(1)レベル5・レベル15・レベル20が前後のデータと比較すると突出している。
(2)(レベル5を除き)レベル3~14間の数に大きな差がない。
(3)レベル23以上は急に少なくなる。

といった所。
仮に、質のバランスがどの手数郡も変わらないとするなら、図1(前記事)のような自然な山型になるはずですが、随分違います。2連峰型とでもいいましょうか。
(1)は、ここがチューニングの基準レベルなのかもしれません。管理人さんのみぞ知る。 |ω・)コッソリ
(2)はレベル設定時に満遍なく割り振られている。とも言えますが、前記事の2図でLv.1~30の上位手数を見ると、7手から15手が上位で手厚いというのが大きく影響しているように思います。
(3)は、スマパラでのトップゾーン。スマパラ投稿者では25手以上となると作れる人がそこそこ限られてくると言えるでしょう。

【平均手数】
多少のイレギュラーはありますが、レベルが上がると平均手数も少しづつ上がっていきます。順当な感じ。
レベル6が少し下がるのは、意外や3手詰や1手詰が入っているからでしょうか。<ダレダヨイッテツメナンテダスノハ ( ˇ ᴈ ˇ;)~♬
レベル20から平均手数が23手と20台に乗り、レベル23からは平均手数30手台に入ります。
レベル23以上は、作数が少ないので平均手数も大きく変動しますし、調査時期によって大きく変わるでしょう。

レベルは手数の長短を基準にしながらも質のウエイトが重いように見えます。

レベルと手数の分布を見る

(図4) ※クリックすると拡大できます
手数分布図

表で十分解るかな?と思い、グラフにしませんでしたが、
各レベルに対して、何手詰が何作あるかを表示しています。
あるいは逆にある手数が、どのようなレベルの散らばりがあるかも見ることができます。
黄色はそれぞれのバンドの最多値です。(重心値はズレます。)

(1)各レベルとも、手数には広がりがある。
(2)レベル15では13手詰が特に多く、周辺データと比べると独立峰的な趣。

あまり書いても推測の域を出ないので、この辺にしておきましょう。
私の勝手な文章はともかく、データは正確なはずですから、皆さんなりに読み解いてみてください。


*1レベルは創作者が申請することもでき、原則として申請が通るようです。割合としてはかなり少ないと思われます。

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Comment

  1. nono_y

    nono_y

    2015-10-02 (Fri) 00:13

    レベル検索では 1-5 / 6-10 / 11-15 / 16-20 / 21-25 / 26-30 がひとまとまりなので、そこは当然意識されているはずです。

    突出した山は、管理人さんの癖にすぎないでしょう。5か6で迷ったら5、15か16で迷ったら15、19か20で迷ったら20にしているだけだと思います。レベル分岐点がなせる業です。

    そのあたりを補正して心眼で眺めると、1-2=入門者向け、3-18=一般向け、19-26=上級者向け、27-30=マニア向けなのではないかと。
  2. nono_y

    nono_y

    2015-10-02 (Fri) 09:20

    一般向け/上級者向けも二山構造で、3-18は3-10と11-18/19-26は19-22と23-26に分かれているようです。
  3. <span class=冬柿 Towsi" title="Re: 追伸" />

    冬柿 Towsi

    2015-10-06 (Tue) 13:12

    nono_yさん、コメントありがとうございます。

    スマパラのデータを調べて見せているので、やむを得ないのですが
    スマパラの作業上のことを掘り下げるつもりは、あまりありません。
    何しろそれは、管理人さんが全部知っている事ですから。

    スマパラの「レベル」をどのように受け止め、感じ、楽しむかはユーザーそれぞれの自由です。

    私としては、スマパラを現在最もオープンな詰将棋界の土俵と考えて、
    「どのような作品(手数・水準)が集まってくるのか」に興味があります。

    > 突出した山は、管理人さんの癖にすぎないでしょう。……

    もちろんそうかもしれません。が、
    管理人さん本人は何も言っていないので、決め打ちするのは危険だと思います。
    反論と受け止めて欲しくは無いのですが、気になりました。

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